不安を煽って消費を促す企業は、社会に貢献しているといえるのか。
最近強く思うことがある。
洗顔料を使って顔を洗う必要はあるのだろうか?
そう思いはじめてから基本的に朝は洗顔料を使わず水洗い、夜はTゾーンのみ洗顔料をつけて洗っている。
うすうすは感じていたことだか、
肌が綺麗な人って、洗顔とかケア関係なく元から綺麗ではないか?
周りの肌の綺麗な友達もみんな肌のお手入れをきちんと欠かさずやっているとは思えない。
むしろ男はやっていない人の方が多いだろう。
それでも綺麗な奴は綺麗だ。
むしろケアしている女の子より数倍綺麗な奴もいる。
インドに行った時も思った。
インド人は肌が綺麗だ。
それも路上で暮らしているような人でももれなく綺麗なのだ。
彼らは絶対に洗顔や肌のケアなんてしていない。
とすれば肌の綺麗さはほぼ遺伝なのではないだろうか?
食生活や生活習慣も考えられるが、タバコをガンガン吸って夜遅くまで起きてる奴でも肌が綺麗な奴は綺麗だ。
そう考えると、肌の綺麗さはほぼ遺伝なのではないだろうか。
もしかすると僕ら消費者は、
『洗顔をしないと肌が汚くなる』と、嘘とも真実ともとれないような曖昧な言葉で不安を煽られ、まんまと企業に騙されているのではないだろうか。
そしてそれは確実に洗顔だけの話ではない。
シャンプーや化粧水、サプリメント、ファッション、ダイエット、セミナー、長財布、水、保険. .
こうしないと綺麗になれない。
こうしないと健康になれない。
こうしないとモテない。
こうしないとお金が貯まらない。
こうしないといざというとき大変だ。
全ての企業がむやみに不安を煽っているわけではなく、もちろん本当に消費者にとって確実に利益のあるサービスもあると思う。
しかし、やはりこの種の業界は不安を煽り消費意欲を促すことで利益を伸ばしている企業が多いと思う。
資本主義の観点からみると本来資本主義とは世の中の人に価値を提供し、その対価として利益を得る。
つまり資本主義は企業と消費者、お互いにメリットがあるからこそ社会の仕組みとして採用されている。
しかし上記の場合、真実を濁され過剰に不安を煽られ消費させられている消費者は、その対価分の価値を得ることができると言えるのだろうか。
そして企業は社会に貢献していると言えるのだろうか。
程度にもよるが、下手したら我々は軽い詐欺にあっているのかもしれない。
資本主義の本来の意思に反している気がしてならない。