一人旅を楽しむことの難しさと、楽しむためのコツ。
海外を旅していると、ほとんどの海外旅行者は2人組かそれ以上で旅をしていることに気づく。
日本人も基本的には同じなのだが、割合でいうと日本人の一人旅率は他国に比べ高い。まぁそれはヨーロッパのように長期休暇がないからなのか、日本人はそういう気質なのかはわからないが。
ぼくは過去に友達と旅をしたこともあるが、今は一人旅を好む。しかしつくづく思うのは一人旅を楽しむのって結構難しい。そこでその難しさと、楽しむためのコツを紹介しようと思う。
一人旅を楽しむことの難しさ
「一人旅」という言葉にはロマンが溢れている。誰も一人旅を楽しむことが難しいなんて出発前に夢にも思わないだろう。しかし一人旅を楽しむというのは実際とても難易度が高いことだと思う。
そもそも楽しみに行くのに楽しむ難易度が高いってどういうことよ?と思うかもしれないが、実際に旅にでてみると「思っていたより楽しくなかった。」なんてことはある。ていうか自分は何度も経験している。
なぜ楽しくないのか?それは一人旅の楽しさというのはほぼ100%出会いに依存するからである。
つまり極論、いい出会いがあればその旅は楽しいものになるし、なければ楽しくないものになる。
つまりある程度は「運」。なので一人旅を楽しむためには、いい出会いの確率をいかに上げることができるかがポイントであり。そのコツを次で紹介しようと思う。
一人旅を楽しむためのコツ
一人旅を楽しむには、いかにいい出会いに巡り遇えるかがポイントになる。
ドラクエ風に言うと、話しかけたら何かしらイベントが発生する人。そんな人と出会えると旅は楽しいものになる。そのイベントが発生する人物を見つけるためには、色々な人と接点をもつことだ。
語学力
海外での一人旅を楽しみたいのであれば前提としてある程度語学力を身に付けていくべきだと思う。流暢に会話ができなくてもいい。最低限簡単な会話ができれば可能性はぐっと広がる。
店員さんと絡む
接点をもつ方法として一番簡単なのが店員さんに絡むことだと思う。ゲストハウスのスタッフやレストラン、カフェ、土産屋の店員さんなどシーンはいくらでもある。観光地の店員さんは旅行客の絡みに慣れているので比較的ノリがいい。
わからないことはネットで調べず、誰かに聞く
現地でわからないことや気になることがある場合は誰かと接点をもつチャンスだ。絶対にネットで調べずに誰かに聞いて回ろう。それをきっかけにイベントが発生するかもしれない。
ぼくの場合、海外に渡航する準備段階で知りたい事があってもあえてネットで調べず質問をとっておくことさえする。
現地の遺跡や歴史に関してだったり、人気料理などは現地で聞けば一石二鳥。あえて余白をつくっておくことがコツだ。
テンションをあげる
とはいえ他人に話しかける事は勇気がいる。ぼくも頻繁に人見知りをする。そんな人見知りを和らげるためにも、ビールを一缶飲むといい。会話も盛り上がるし、なぜだか英語が上手くなる。
実際には上手くなってはいないと思うが、間違った英語でも気にしなくなるので会話がはかどる。(笑)
ゲストハウスはドミトリーに泊まる
一人旅を楽しむためには出会いが重要だ。ならばなるべくドミトリーに泊まり、ラウンジ等交流スペースのあるゲストハウスに泊まった方がいい。
日本人との交流を図りたいのであれば日本人宿をおすすめする。海外にいると日本人というだけで親近感がうまれすぐに仲良くなれる。初めての一人旅であればドミトリー、日本人宿は有効だと思う。
いい出会いがあったなら、その流れを離さない
面白い出会いに遭遇したら予定を変更してでも、その人との出会いを満喫するべきだと思う。後になって分かると思うが、いい出会いというのは常にあるものじゃない。むしろ稀なことだ。
次の目的地の飛行機のチケットをとっていたとしても、予定を変更する価値はある。自分で流れをつかむのもテクニックだと思う。
ヒッチハイク
海外でも構わないが、国内一人旅であればヒッチハイクをとにかくおすすめする。簡単に出会え、しかも相手は親切であり、面白いイベントが発生する確率が極めて高い。
交通費も浮くし、ゲスい話、飯もわりと奢ってくれたりする。とにかく楽しいので一度はやってみるといいと思う。
まとめ
海外でも国内でも一人旅を楽しむことは結構難しい。いい出会いがあれば楽しいし、なければつまらない。
ドラクエ風に言うと面白いイベントが発生しそうな人をいかに見つけるかがポイントだ。そのためには下記のテクニックが有効である。
- 最低限の語学力を身に付ける。
- 店員さんにからむ
- わからないことはネットで調べず、誰かに聞く
- テンションをあげるためにビールを一缶開ける
- ゲストハウスはドミトリーに泊まる
- いい出会いがあったなら、その流れを離さない(航空チケットを破れw)
- ヒッチハイク
これらのテクニックを駆使してもなかなかいい出会いに恵まれず、つまらないなと感じることは多々ある。
気の知れた友達とくれば孤独を感じることもなく、どんなに楽しかっただろうと思う時はある。
それでもぼくが一人旅を好む理由は、いい出会いをした時は最高にエキサイティングだからだ。
これは2人旅だと難しい。2人だとそもそも新しい出会いを広げにくいからだ。
一人旅はホームラン狙いのスタイルである。が故に難しい。しかし一発がでれば生涯忘れられない旅となる。