世の中はクソである。

世の中はクソである。

居場所がほしい

phaさんの生き方について思うこと。


20140714 ザ・ノンフィクションお金がなくても楽しく暮らす方法・京大卒34歳ニート 2 002

本一のニートとして有名なphaさんです。ずいぶん前から彼の生き方や思想に共感できる部分があり、ちょいちょい気になってました。

今回ザ・ノンフィクションという動画をみて、また前々から色々と思うことがあったので書いてみようと思います。

ザックリとですが、phaさんは「決まった時間に起きて、出社して、飲み会に参加して..みんなが普通にできることが自分には難しい」と以前見たブログの中で述べていました。ぼくもそれには非常に共感できます。

それがいわゆる世の中の生きづらさであり、生きづらい人にとっては耐えることのできないものだと思います。そしてドロップアウトしてしまう。じゃあどうするのか?というところでphaさんの生き方が参考になるかもしれないということです。

phaさんの場合、生きづらさをネット(ブログ)で発信、ネットで仲間をつくる、シェアハウスで一緒に暮らす、一緒に暮らすことによって寂しくない、働きたくないので食べ物をはじめ極力シェアすることによって生活コストをさげる(月8万円ぐらいだそうです)、収入は現在はアフィリエイトや主に執筆、時々手伝い(だったかな?)

まぁ詳しくは彼をフォローして頂くとして、ぼくがphaさんの凄いなと思った部分は何といってもバランス感覚です。

シェアハウスでの生活スタイルもお金の面で合理的のはもちろんのこと、孤独の回避だったり楽しさという精神的な自給自足がきちんとできていて自分(人間)をよく知っている方だなと思いました。自身も述べていますが、今の暮らしが定着するまで、ギターやヨガ、旅など色んな生き方を模索したそうです。

だ一方で、彼のスタイルは一見気の合う仲間とシェアハウスに住んで最低限の生活費を稼ぎ暮らしているだけのように見えますが、これ意外と「さぁやるぞ」と言ってphaさんと同じように充実した暮らしができるかというとそんなに簡単でもない気がします。つまりphaさんだからできるんじゃないか?という気がしなくもないです。

生きづらさを抱えている者(気の合う者)同士がまずどう繋がり合うのかが問題ですし、ネット上にせよはじめのうちは割とコミュ力や積極性が必要だと感じました。もちろんネットで稼ぐのであればネットスキルと、あとはある程度「普通の人生」を諦めることも必要でしょう。

そして、phaさんの人柄があの暮らしを成り立たせている部分はあるでしょう。また、なんだかんだphaさんって「だるい」と言いつつも結構周りの人に何かを与えることを怠らない人なんじゃないかと個人的には思いました。

持ちつ持たれつ、または恩の循環みたいな部分をきちんと押さえているように感じます。これもみんながみんなできることではないような気がします。ぼくはそういうの面倒くさがってしまいそうです(笑)

こまでおさらいすると、もしphaさんと同じような暮らしを目指すのであれば、下記が必要だと思います。

  • 気の合う仲間を見つける(都会の方が簡単かも)
  • はじめのうちは積極性・社交性
  • ネット、リアル問わず最低限のコミュ力・人柄
  • シェアすることへの免疫力
  • ネットで稼ぐのであればネットで生活費を稼ぐ力
  • 持ちつ持たれつの人間力
  • 行動力
  • ある程度普通の人生を諦める

うん、意外とハードル高い。人との接点も多いが故に割と運も必要。

とはいえphaさんの生き方は、世の中生きづらいと感じる人にとって一つのロールモデルになると思います。これをさらにカスタムして自分にフィットさせていくのがいいんじゃないでしょうか。ポイントはネットを通じて(ネットじゃなくても)自分と同程度のマイノリティの気の合う人達とどう繋がるかだと思いますね。