世の中はクソである。

世の中はクソである。

居場所がほしい

宗教の役割について考える。

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キリスト教、イスラム教、仏教. .

世の中には様々な宗教がある。

日本のように宗教信仰の希薄な国は世界でも稀で、海外では何かしらの宗教を信仰している人が多数派のようだ。

とは言え世界全体的にみて、年々若者を中心にその信仰心は弱くなってきているという事実もある。

僕はバックパッカーとして過去にアジアをぶらぶらしていた時、海外の人達との関わりあいの中で、宗教という存在に興味をもったことがある。

てか宗教って何のためにあるんだろう?

突き詰めていくと、とても自然な問いだ。

自分はとりわけ何かを信仰してはいないものの、世の中にはこんなにも何かしらの信者がおり、ニュースでは宗教が原因で争いが怒っているのだ。

宗教の役割①恐怖からの救済

キリスト教などの世界三大宗教が誕生した頃、医学や科学はまだまだ発達していない時代だった。

人間が少しの擦り傷や風邪で死んでしまう時代。

また、今のような平和秩序もなかった時代なので争いで命を落とす人も沢山いたと思う。

きっと今よりはるかに死が身近な存在だったはずだ。

死ぬのが恐い。生きるのが辛い。

そんな気持ちを宗教が救済してくれたんだと思う。  

死ぬのは恐くない。死んだら天国に行けるから。また、生まれ変わることができるから。

そう信じこむことによって人の恐怖心をやわらげた。

科学の発達した現代だからこそ死後の世界の存在なんてありえないと思うかもしれないが、昔の人達にとってはそれで多くの人が救われたのだ。

また、宗教の歴史はかなり古く、大昔の生け贄や儀式なんかも恐怖からの救済だ。

当時は自然災害を理解できなかったので、それらを神の怒りとし、その怒りを沈めるために生け贄を捧げ儀式を行った。

「生け贄を捧げたからもう大丈夫。」とある意味勝手に信じこむことによって恐怖心をやわらげていたんだと思う。

宗教の役割②秩序の保持

今のような法的秩序が整備されていなかった時代、治安は今に比べとても悪かったと想像できる。

警察が犯罪を取り締まるような現代とは全然違う。

そんな時代、法の代わりになったのが宗教だった。

悪いことをすれば、死後地獄へ落ちる。

いいことをして徳をつめば、生まれ変わった時幸せになれる(カルマ)

これらの信仰によって犯罪は減少したと思う。

まとめ

宗教というのは信仰、つまり『思い込みの力』という大発明だと僕は思う。

思い込みとはいえ、人は信じることで救われ、信じることで世の秩序は保たれた。

実際に今でも経済的に豊かとはいえないアジアの国々の秩序が保たれてるのは、仏教やヒンドゥー教の力が強く働いていると現地を旅して感じた。恐らくカルマなどの考え方がなかったらもっと治安は悪かったと思う。

一方で、宗教による対立戦争が世の中で起きていることも事実である。

個人的には昔は大いに機能した宗教も科学が発達した現代には合わなくなってきていると感じる。