世の中はクソである。

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成長とは何か?何が人を成長させるのかの本質を考える

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仕事したくない派の僕は、仕事至上主義派の人に見下げられることが多く、たまにドンパチと人生哲学について議論する。

その中で今まで「仕事は人を成長させる、だから仕事は大事だ!!」というなかなか手強いフレーズにマウントを取られていた。

仕事至上主義派の彼らも仕事の何がどう人を成長させるのか具体的なことはわかっていないくせに、「仕事は人を成長させる」という言葉自体はやけにパンチが重い。

「ぐぬぬ、卑怯者め...。」

僕もなかなか反論に苦しんだ。そもそもなぜ反論したいかというと、「成長とは何なのか?」「仕事だけが特別人を成長させるのか?」というところを相手もハッキリとわかっていないのに、一方的に一般論を振りかざしてくるからだ。

しかし、なんだか最近わかってきた気がする。

仕事は人を成長させるのか?

まずそもそも普通にサラリーマンとして生活していれば、ほとんどの時間を仕事に従事しているわけで、そりゃ仕事を通じ何も成長しない方が割に合わないだろう。

都会に美人が多いのは、そもそも都会に「人が多いから」という理論と同じだ。

例えば趣味で山登りをする人だって、週5で1日8時間山に登ったり、山の事を考えていれば何かしら成長するだろう。

私達は多くの時間を仕事に費やしている分、確かに仕事に成長させられている部分は多い。しかし、なにも仕事だけが特別人を成長させるわけではないのだ。

成長とはそもそも何だ?

では人の成長ってそもそも何なんだろう?

そして仕事においてもそうだが、いったい何が人を成長させるのだろう?

僕は成長とは「できないことができるようになること」だと思う。

では何が人を成長させるのか?例えば仕事や恋愛、孤独は人を成長させるとよく言われている。それらの共通点とは何なのか?

僕は「悩むこと」だと思う。

つまり、悩むこととは「思い通りいかない事を乗り越えるために考え、もがくこと」だと思う。

そして悩みが大きければ大きいほど、悩みと向き合う時間が長ければ長いほど、人は成長すると思う。

僕の人生で1番成長したなと思うことは失恋だ。全くもって思い通りにいかず、独り部屋にひきこもり、もがき苦しんでいた。

相手には幸せになって欲しい。だが、できることなら僕がその子を幸せにしたい。そのジレンマで食べ物が喉を通らなかった。

結局その恋はうまくいかなかったが、様々な成長があったと思う。

例えば「世の中にはどう頑張っても上手くいかないことがある」ということを改めて知ることができた。また、「僕と同じような境遇で失恋した人の悲しみに寄り添ってあげること」が出来るようになった。

とても大きな悩みを長いこと悩んでいた分、その分一回りも二回りも人として成長できたと思う。

まとめ

成長とはできないことができるようになることであり、思い通りいかない事を乗り越えるために考え、もがくことで人は成長すると思う。

仕事も含め恋愛や、時に孤独と向き合うことは人を大きく成長させると思う。

ただ僕は必ずしも人は成長しなければならないとは思ってはいない。人生においてすべきことなど何一つないと思っている。

しかし思い通りにいかないことと向き合わず、悩むことをせず、いつまでも自分を誤魔化していては成長はないだろう。それをどう思うかはそれぞれの考え方だと思うが。